ドメスティックブランド(国内ブランド)のモードとといえば「 yoji yamamoto」「commdes garcons」が黒の衝撃を機にモード界に衝撃を与えた。
それらのブランドに匹敵するほど確かな技術と刺々しいでデザインから注目されているブランドがある。それがジョンローレンスサリバンなのである。
デザイナーの経歴

デザイナーは柳川荒士(やながわ あらし)
1975年、広島県生まれ。
4年間リングに上がり、プロボクサーという異例の経歴を持つ。アマチュアボクサー時代には、三階級王者にもなり、具志堅用高も実力を認めるほどだった。
プロボクサー時代には、ショップで服の販売のアルバイトを経験しており、引退後はイギリスに渡り、古着の買い付け販売をする。
そのとき、イギリスファッションの影響を受け、自分でジャケットを作りたいという想いから独学で英国テーラードを学び、服作りを始めた。
ジョンローレンスサリバンの軌跡

2003-4秋冬よりコレクションを発表。
2008年、東京・中目黒に旗艦店をオープン。
また、東京コレクションを計8シーズン経験。この経験により柳川荒士の「服で表現する」ことへの意識が高まり、発表の場をパリに移す。
2010春夏からウィメンズラインがデビュー。
パリコレを計7シーズン経験し、2017年秋冬からはデザイナー自身思い入れの強い地であるロンドンに発表の場を移す。
サリバンには一貫したコンセプトとして「強さとエレガントさを持ち合わせた男性像」を掲げている。
設立当時からテーラードを軸としたメンズウェアを展開しており、イギリスで学んだテーラリング技術とデザイナー自身の強い姿勢がサリバンの基礎だと言えるだろう。
ジョンローレンスサリバンの代表的アイテム

ジョンローレンスサリバンにとってテーラードジャケットは欠かすことのできないアイテムである。
本場イギリスのテーラリングを学んでおり伝統的なエレガントさを感じていただけるだろう。
クラシックなテーラードジャケットをここまでパンクに寄せていく斬新さ。
今後も代表的なアイテムとして多くのファッショニスタから称賛を受けるに違いないアイテムである。

テーラードの次に人気のアイテムといえばダブルのライダースだろう。
ビンテージ界でライダースといえば「Schott/ショット」だろう。
サリバンとショットのライダースを見比べてほしい。
ディテールがかなり忠実に再現されている。
まさにビンテージのクラシックなライダースをしっかりと見て作られたことがわかるだろう。
ジップをリングジップに、肩部の裁縫もジップに変更したりとサリバンらしさが散りばめられている。
またライダースだけでなくレザーを使ったアイテムは高い評価を得ている。

テーラードを軸とするサリバンはスラックスの仕立ても抜群である。
太すぎず細すぎずの絶妙なシルエット。中央に入るセンタープレス。
また股上が深めにとられておりタックインスタイルに向いている。サリバンにエレガントさを常に感じさせるのはこのパンツなのかもしれない。
ブランド詳細
公式サイト | http://www.john-lawrence-sullivan.com |
オンラインショップ | https://online.john-lawrence-sullivan.com |
取扱店舗 | https://www.fashion-press.net/brands/shop/179 |
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