【MOONSTAR/ムーンスター】「Made in KURUME」を支える職人技「バルガナイズ製法とは?

ムーンスターというブランドは誰しも一度は聞いたことがあるだろう。

多くの人は中高生の体育館のジューズなどで有名である。

ですのであまりファッションとして取り入れるイメージは少ないのではないだろうか?しかし、近年多くのブランドとコラボしたり、大手セレクトショップで取り扱いが始まったりとファッション業界で頭角を表している。

MOONSTARのこれまでの軌跡

ムーンスター 歴史

ムーンスターの起源となる歴史は長く、遡ること1873年になる。ムーンスターとしては

2006年、本村郁が代表取締役社長に就任し、社名を「株式会社ムーンスター」に変更、合わせてロゴマークを改定し新たなスタートを切りました。

2007年、子どもの成長にとっての靴の重要性を考え、足型計測機「フッ撮る」による足のサイズ計測や、専門の研修を受けたスタッフによる適切な靴の提案を行う子ども靴専門店「Genki-Kids」を設立しました。

2009年、独自開発した特殊なラバー素材「パワーバネ」が誕生、2001年から続くジュニアスポーツシューズ「スーパースター」へ搭載されました。ジュニアスポーツシューズ市場の活性にともない「より速く走る」という原点に立ち返った研究の末、に開発され、「パワーバネ」を備えた商品は通常のクッション材では得られないような反発力が人気となり大ヒット商品となります。

2010年、猪山渡が代表取締役社長に就任。この年、ムーンスターの手仕事を伝える場として靴作りを焼き物の工程になぞらえた「焼き物みたいなくつ展」を出展します。その際、展示品として制作したプロトタイプが評判となり後に「SHOES LIKE POTTERY」として商品化、海外でも高い評価を得ています。同年、直営の靴専門店「Walking Forever」を設立。足型計測器による丁寧な計測、オーダーメイドの中敷作成まで、専門のスタッフが足や身体の不調を伺いながら、最適な1足を提案します。

2015年、今日まで続けてきたムーンスターのまじめな靴作りと、ときに過剰とも表現される品質管理。履きものの歴史を紡いできたを誇りをこめ、新たなブランドスローガン「Time with pride.~ひたむきに、歩み続ける~」を制定しました。ベビーシューズでは2008年より継続的な取り組みを行っているキッズデザイン賞で10年連続での受賞を達成しました。またのちにワールドデザイン賞を受賞した。

公式サイトより

上記からわかるようにムーンスター は様々な経済戦略を行なっている。足袋から始まり時代のニーズに合わせ、質の高いモノを提供している日本が誇るブランドだということが分かるだろう。

モノづくりに対する熱いこだわり

工場

日本でのゴム底靴の発祥は“久留米の地下足袋”である。現代ではゴムをスニーカーのソールに使用することが当たり前になっているが当時では画期的なアイデアだった。

自社工場敷地内でゴム底靴に関わるほぼ全ての工程を完結しているといる。例えば、スニーカーに使用する布の加工、鋳物の足型の鋳造、ゴム底の調合と加工、中敷のロゴのシルクスクリーンでの手刷り、工場の機械の部品製造やカスタムなど全ての工程をだ。

このことによってより忠実にコンセプトに沿ったモノづくりを可能にしている。

こうして、通常なら外注するような作業から、靴の製造とは一見関係のないような作業までも、ゴム底靴をつくる過程で必要になればほとんどを自社で行う。なので雇用者も久留米に住む職人に頼む。つまり起源元が「KURUME」ということではなく本当の意味で「Made in KURUME」なのだ。

ミシン

これはムーンスターの起源となる地下足袋を生産していた。

足袋のように微妙な細工を必要とする製品は手縫いでなければならないとされていた時代に、ミシンを使用することは革新的。導入当初は世評を恐れて、ひそかに倉庫の2階で作業していた。

ムーンスターの製法といえばバルガナイズ製法だろう。

バルガナイズ製法

元はアメリカで開発された製法ある。

バルカナイズ製法とは縫製したアッパーに硫黄を加えたゴム底を貼り、窯に入れて「熱」と「圧力」をかけて接着する方法。

窯に入れる前のゴムは、伸ばしたら伸びっぱなしの「練り消し」のような性質を持っていますが、硫黄を混ぜた状態で熱と圧力をかけると化学反応を起こし、弾力性と強度が増す。

この化学反応にはゴム同士が強固にくっつくという特徴もあり、接着糊にもゴム糊を使用することでしなやかさを失うことなく耐久性を確保でき、底剥がれのしにくい丈夫な靴が出来上がる。

またバルカナイズ”製法は、丈夫で壊れにくいですが、基本的に職人による手作業のため、想像以上の労力と手間が掛かるため他の工場ではほとんど行なっていない。

Made in KURUMEの一押し商品

HEM

HEM

HEMはクッション性と防滑性に定評がある厨房用の作業靴をベースにして作られており、この防滑ソールの特徴的なボリュームを活かしたアッパーデザインに、素材やカラーリングを一新させることで合わせやすいカジュアルシューズとなっている。

生地もしっかりとしたキャンパス生地を用いており、ガシガシ履いていただける一足である。

price5500+税

LOWBASKET

low basket

スニーカーとして特にオーセンティックな、無駄をそぎ落としたデザイン。

この形のものであると第一にコンバースのオールスターが挙げられるだろう。しかし、クッション性が段違いである。これはやはり久留米の工場の作りの良さによるものだ。

また現行のコンバースではここまでナチュラルな生成り色のアイテムはなく、アメリカ陸軍に支給していた物に似ている。ビンテージのコンバース好きにも刺さるアイテムではなかろうか?

しかし、クッション性と素材や色などのバリエーションも多く、セレクトショップの別注なども随時リリースされています。

price8,500+TAX