みなさんNIKEのスニーカーと言えば何を思い浮かべるだろうか。
エアジョーダン5,エアマックス95、ヴェイパーマックス、ハラチ、リフト。色んなスニーカーが頭に浮かんでくるのではないだろうか。
なかでも多くの人の指示を集めるのが【AF1(エアフォース1)】なのではないだろうか。
誰もが一度は街中では見たことがあるだろう。そして今でも多くのファッション好きが好んで履いている。
近年では【OFF-WHITE】をはじめとしたオリジナルのデザインを再構築して進化した新たなシルエットが登場している。
しかし本来のの魅力はオーソドックスなスタイルであろう。
『KING OF KICKS』と名高いトリプルホワイトを代表とし、トリプルブラックなどシンプルな配色が人気作である。
ストリートスタイルはもちろん、少しドレスライクな服装の人でも外しとしてエアフォース1のローカットを履いたりする人もいる。
かくいう記者の私もエアフォース1の黒も白も持っていて、高校生の時から今に至るまでとてもお世話になったスニーカーである。
有名な雑誌にも取りあげられていて今や知らない人はいないであろう、エアフォース1の着こなし、そして歴史に迫っていこうと思う。
AF1の進化の軌跡

NIKE Airテクノロジーを搭載した発のコート用シューズとして登場して以来大きく進化したナイキの名作Air Force1。
「NIKE Airテクノロジーを採用した初めてのバスケットボールシューズの第一号だ」と語るのはナイキのスポーツウェアのディレクターを務めるダスティン氏。
「 進化はここから始まった。ボルチモアの販売業者3社が参画して、優れたバスケットボールシューズである以上に、ストリート向けのシューズに育っていったんだ」
1982年に発売されたバスケットボールシューズ。デザイナーはブルース・イルゴア。
ヒールに備えたエアクッションやアウトソールのピボットポイント、フィッティングを高めるためのアンクルストラップなど当時のバスケットボールシューズとしては最新鋭の機能を備えていた。

そして1年後にナイキAF1 Lowを発売。伝説の名作である。

そして一度このモデルは発売終了を計画された。
しかし熱烈な愛用者たちが多くいたことでAF1は存命することになる。

エアフォース1の進化において、まず開発チームはアッパーの形状を変更するように動いた。オリジナルのAF1のすっきりとした形状を復活させることを考えた。
そして90年代中頃エア フォース 1 ミッドが登場。
同時にジュエルスウッシュも登場。
2001年には様々な新色が世界的に展開されていった。
初期のエアフォース1は上質なレザーを使用していた。その時の自然なシワが味を出していたのだ。そんな使うほどに味が出る体験を提供したかったのである。
そしてロゴの変更も行われた。
ナイキのロゴマークは【Swoosh】と呼ばれ、勝利の女神ニケ(Nike)の彫像の翼をモチーフにしている。
そのロゴマークには実は一貫性が無く、少しずつ変更点が見られるのであった。そこでチームは最終的に1983年のエアフォース1に使われていた現在のロゴとは異なるレトロなスタイルのSwooshロゴを採用したのだ。
新しいエアフォース1 レトロを見ると1983年のAF1モデルと同じようにヒールのオーバーレイが無い。これによって異なる素材やカラーブロックをしようできるようになる、1800種類ものAF1が誕生したのだ。
1994年からはMIDカットが発売。
2014年からは有名アパレルメーカーやナイキデザイナーによっていろんなシルエットが登場。
最近で言えばエアフォース1ユーティリティが登場。こちらも中々かっこいいモデルなので注目してみてほしい。
オリジナル・シックスの存在
AF1の発売年1982年に、ナイキは販売促進のために6人のNBAプレイヤーに配給した。以下の6人である。
- モーゼス・マーロン(Philadelphia 76ers)
- ボビー・ジョーンズ(Philadelphia 76ers)
- マイカル・トンプソン(Portland Trail Blazers)
- カルバン・ナット(Portland Trail Blazers)
- マイケル・クーパー(L.A. Lakers)
- ジャマール・ウィルクス(L.A. Lakers)
ストリートカルチャーと結びついた理由は多くのアーティストやブランドの存在。NYのアパレルショップが流行させたとされている。
そしてHIPHOPシーンを牽引するようになってきたのだ。
現代のAF1の着こなし

ルーズなこの着こなし。なにも言うことがない満点のスタイリング。
全面にプリントしたスウェット。詳細は分からないがチャンピオンのリバースウィーブであろうか。
軽めのアークテリクスのナイロンジャケットを羽織り、極太シルエットのコーデュロイのパンツをAF1にためて、王道の仕上がりとなっている。

グラミチのパンツを使用して意外な組み合わせているのがこちらのスタイリング。
キャップを被りNYを感じさせるスタイリング。
新たに柄物をリリースし始めたニットブランド【クレプスキュール】のカーディガンを使用している。
現代のAF1の着こなしかたに昇華させたようなスタイリングである。
多くの人に愛される名作AF1
2017年に発売35周年を迎えたエア フォース 1 。
40周年に向けてさらに素材や色のバリエーションにさらに拍車をかけている。
普遍的なデザインゆえに飽きが来ず、それでいてアレンジした時のインパクトも絶大。ベーシックを求める層と、新しさを求める層の両方にアプローチできる。
それが現代のリアルクローズにマッチしている上に、日本人のWidthが広いので幅広いAF1は日本でさらに人気になるのではないだろうか。
是非1足持っておきたいシューズである。