どんなシーンでも万能に使える革靴といえばローファーが挙げられる。
ドレスライクのスタイリングにももちろん、ワークやミリタリーのようなスタイリングに合わせても締まるアイテムであり、1足は持っておきたい。
今回はそんなローファーの中でかなり人気を誇る名ブランド「J.M.WESTON(JMウエストン)の180シグニチャーローファー」を紹介していく。
JMウエストンってどんなブランド?
JMウエストンはフランスの超老舗革靴ブランドで、いまや世界中にその名を響かせているブランドである。
ゴルフやハントダービーなど人気モデルをリリースしていて、フレンチのパリジャンスタイルを表現している。
歴史 -History-

JMウエストンの歴史は19世紀の終わり、フランス・リモージュ地方に始まる。
エドゥアール・ブランシャールが男性・女性用靴の工場を設立した。エドゥアールの息子のユージェーヌがボストン近郊のウエストンでグッドイヤー製法を学びに渡米する。

そして時代は移り1920年代、ユージェーヌとヴィアールがパリの競艇場で運命的な出会いを果たす。そしてパリの1号店にジェイエムウエストンの名を商標登録しクルセル大通りにオープンさせる。
そしてゴルフやハントダービーなど人気モデルが輩出されるなか、定番のローファー180が誕生する。

世代を超えて愛され続けているローファー180はやがてフレンチエレガンスのアイコンとなる。他にはない独自のシルエットはスタイルや時代に捕らわれない履きこなしを可能にする。
そしてローファーのスタイリングにおける伝説が始まる。
シャンゼリゼ通りのドラッグストアにたむろする若者たちはこぞってJMウエストンのローファーを素足で履いていた。ここから素足でローファーを履くスタイルが浸透する。
そしてその後アメリカの進出し、グローバルに展開していく。現在は世界中に51店舗を展開している。
JMウエストンのローファーの魅力

メゾンの伝統と切り離すことができない180シグネチャーローファー。カモメのシルエットをあしらった象徴的なストラップとエプロンのステッチが表現するアイデンティティは、世代を超え人々の記憶に残る。
語り尽くせない魅力と、快適さを兼ね備えた180に新たな一節が刻まれました。柔軟なモノグラムラバーソールは高い耐久性とグリップ力を約束し、ボックスカーフは特別なスタイルを与えてくれる。
レザーソールモデルと同様に、リモージュの職人による約150もの手作業の工程を経ることでこのシューズは生み出される。
JMウエストンのローファーのサイズ感

大人気を誇るブランドの代表作がこの180シグニチャーローファーなのである。
シンプルな佇まいとは裏腹にあふれ出る高級感とフレンチスタイルに多くの人が魅了されてきた。
実はこのローファー、「修行靴」といわれるほどはき始めは足が痛くなることで有名である。しかし革が足の形に馴染んでくると、他のローファーが履けなくなるほどである。
まずJMウエストンのローファーを選ぶにあたり気を付けておきたのは「サイズ」と「ウィズ」である。
J.M. WESTON | 4 1/2 | 5 | 5 1/2 | 6 | 6 1/2 | 7 | 7 1/2 | 8 | 8 1/2 | 9 | 9 1/2 | 10 | 10 1/2 |
日本サイズ(cm) | 24.5 | 25 | 25.5 | 26 | 26.5 | 27 | 27.5 | 27.5/28 | 28 | 28.5 | 29 | 29.5 | 30 |
こちらがサイズである。スニーカーと違って革靴、とくにローファーなのでサイズ感はかなり小さめを選んだ方が良い。
私はちなみにスニーカーのサイズは26.5を履くのだが、こちらのシューズは5ハーフで良いくらいである。
つづいてウィズを見ていこう。

ウィズとは「width=幅」という意味である。JMウエストン公式はDをスタンダードとしている。
日本人は足幅が広いという特徴があるので大抵の人がDでもいいだろう。
しかしJMウエストン好きは口を揃えて「Cウィズこそ至高」という人が多い。私も同意見である。スリムに見えて一番綺麗に見えるのはCウィズである。(ちなみに私はサイズ7のCウィズが一番好き)
最終判断は試着をしてみて決めよう。実際の店舗に行けば店員さんがジャストフィットするサイズ感を提案してくれる。
価格 | 110,000(+税) |
フランス・パリの現地価格は安い?

ローファーだが10万円を超えてくるほど高級靴として名高い180シグニチャーローファー。
これは日本価格なので実際フランスでは何円くらいで売られているのか検証してみた。
為替の問題があるので一概には言えないが、75,000円ほどである。日本の価格のだいたい30%オフである。フランスに行った際はついでに購入しておこう。